【社会人から看護師】看護学校受験の小論文対策について

看護学校受験

こんにちは。社会人から看護師になった【よしなお】です。

 

看護学校を受験するにあたって、小論文で悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

私も受験の準備をしていた時は、小論文のことを考えると憂鬱でした。

「論文」なんて普段書く機会ないですし、難しそうなイメージが強かったからです。

 

他の試験科目と違って、小論文には正解がありません。

でも正しい書き方や構成の手順はありますし、ポイントをしっかり押さえられているかによって点数が変わります。

 

私が看護学校を受験するときは、参考書を購入して小論文の書き方について調べたり、試験に出そうなテーマについてのニュースや資料をチェックしたりしていました。

 

今回の記事では、苦手に感じている方が多い小論文について、ポイントを絞ってシンプルにまとめていきます!

 

 

 

看護学校の小論文の形式について


✅小論文の出題の形式は大きく分けて3つある!

 

「課題作文型」

・最も一般的な小論文の形式

・出題されたテーマについて、自分の意見をまとめる小論文。

 

「課題文読解型」

・課題文を読み、それについての自分の考えをまとめる

・例…「『天声人語』を読み、感じたことを記述せよ」など

 

「資料分析型」

・アンケート結果やグラフから分析し、自らの考えを述べるもの。

・例…「現在の高齢者と若者の割合を見て考えたことを述べよ」、「SNS使用についてのアンケート結果から考えたことを述べよ」など。

 

 

 

看護学校の小論文のジャンルについて

 

✅小論文に出題されやすい5つのジャンルがある

 

<医療・看護系>


医療・看護系は、やはり頻出のジャンルになります。

 

[例]
・看護師に求められるものとは何か・患者から信頼を得るためにはどのような事が大切だと思うか・医療ミスを防ぐためにはどのようなことが必要か・医療従事者に必要な資質とは 

<自分について>


受験する本人自身の経験や体験に関することを問われます。

 

[例]

・あなたが看護師を目指したきっかけとはどのようなことか

・学生時代の中で一番自分のためになった学習とは

・今までの人生で心残りなことについて

・これからのどのような看護師を目指していきたいか

・あなたの長所、短所は

 

<時事関係>


時事問題や、現在のトレンドについて記述を求められることも多いです。

 

[例]

・SNSについて

・日本が世界で競争していくために必要な事とは

・いじめをなくすにはどのような方法があるか

・環境問題について

・医療とITについて

・あなたの興味のある医療問題について

 

 

 

<他者と自分の関係>


医療職を目指す上で必要なコミュニケーションに重点を置いたジャンルです。

 

[例]

・他者とのコミュニケーションについて

・チーム医療について必要なマインドとは

・SNSとコミュニケーションについて

・よい人間関係を築くためにはどうしたら良いか

 

<抽象的な概念に対する問い>


抽象的な概念について説明を求められます。

 

[例]

・「強さ」とは何か

・「嘘」はついたらいけないか

・人の「幸福」とは何なのか

 

 

小論文の構成について

 

✅小論文の構成方法は、主に2種類あります。

 

・「起・承・転・結」でまとめる方法。

・「序論・本論・結論」でまとめる方法

 

具体的には、
「起」でテーマを述べる。
「承」で自分の考えを述べる。
「転」で逆説を検証し、
「結」で結論を念押しするという構成です。

 

しかし近年、小論文を構成する時には適さないとされる意見が見られるようになってきている。
理由としては、「転」の展開を無理やり入れることによって方向性が定まらずまとまりのないものになってしまう可能性が高い

 

…という理由から、

 

「序論・本論・結論」で構成する方法をおすすめします。

 

 

 

序論:自分の「論点」と「意見」を示す。

自分なりの論点を示してそれに対する自分の意見を簡潔に述べる部分。

例…「Aについて、私はBだと考える。」というように。

字数の目安は5%

本論:「意見」の理由を書く

本論は意見を裏付ける理由を書くところ。

論点についての自分の考察や証拠となる事例を挙げ、それを筋道立てて説明する。

字数の目安は80%

 

結論:自分の「意見」を書く

結論は、序論で示した自分の考えをもう一度まとめ直して書く部分。

序論と結論はリンクしていないといけない。

本論の要点をここでまとめて、自分の意見をしっかりと出す。

字数の目安15%

 

✅書くときのポイント

 

・いきなり書き始めない

・自分が書こうとしていることや伝えたいことを序論・本論・結論で一文ずつ書いていく。

・そうすることで、内容が脱線することなく、芯がぶれない文章を書くことができる。

・小論文は、最低文字数を押さえる必要はあるが、文字数が多ければ良いということではない。

・短い文章で簡潔に伝えることも重要。

 

小論文対策について

小論文の問題に慣れる

・まず時間内に最低文字数を書き切る練習をする。

・はじめの5分で構成を考え、短い文章で簡潔にまとめていく練習をする

・構成をすぐに考えるため、様々なテーマについての自分の考えを持っておく準備をする。 

過去問の入手

・まずは志望校についてネットで調べた上で、テーマの出題傾向を探ることが大切。

・書店で販売していることもある。 

 

まとめ


・小論文の出題の形式は
①「課題作文型」
「課題文読解型」
「資料分析型」がある


・小論文に出題されやすい5つのジャンルがあるので、事前に確認しておく


・小論文の構成については「序論・本論・結論」で構成する


小論文対策については
①時間内に最低文字数を書く練習をする
②冒頭の5分で構成を考え、短い文章で簡潔にまとめる練習をする
③構成をすぐに考えられるように、様々なテーマについての自分の考えを持っておく。

 

今回の記事で、小論文に対する苦手意識が少しでも減れば幸いです!

 

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