社会人から看護師になった【よしなお】です。
「看護学校の面接試験ってどんなことを聞かれるんだろう?」
「面接って、緊張するしすごく苦手…」
面接に対してこのように感じている方は多いのではないでしょうか?
自分もかつて看護学校の社会人入試を受けた際は、このような疑問や苦手意識を持っていました。
今回の記事で、これらが全部解決できます!
…なんてことは難しいですが(汗)疑問や、苦手意識を軽減できるように記事を作成しました。
看護学校への入学を目標にされている方は、是非参考にしてください。
看護学校受験に面接あり!
看護学校の入学試験では、筆記試験と面接があります。これはどの学校を受験する時も同じです。
社会人入試でも、一般入試でも必ず面接はあります。
言い換えると、看護学校の受験を考えた時に面接は絶対に避けては通れない重要な試験であるということです。
看護師は、人の健康や命を守る責任や使命を求められる仕事です。学校は、面接を通じてあなたの人間性や、これから看護師を目指していく上での看護に対する思いを確認し、資質があるかどうかを判断していきます。
苦手意識やプレッシャーが先行しがちな面接ですが、逆に考えるとしっかりと対策をとって相手にしっかりと伝えることができたらそれだけ良い評価が得られるということです。
面接で聞かれる内容とは
①志望動機について
絶対に聞かれる質問です。
逆に面接官の立場から考えると、必ず聞く質問なので例文のようなものを参考にしすぎるとオリジナリティがなくなってしまって良い印象を与えられません。
パターン化した面接の受け答えはすぐに分かってしまい、「似たような受け答えを聞いたことがあるな。」と感じてしまいます。受け答え時に多少淀みがあっても、自分の経験や体験を明確に伝える志望動機が一番いいです。
また、経験談や体験談を多く入れ込んだエピソードで構成するとオリジナリティが出しやすいです。形式通りに答えるのでなく、自分らしく話すように心がけましょう!
②看護についての理解について
例えば自分が過去に患者側の立場で看護してもらった経験が看護師を志望する動機に繋がっている人もいると思います。
その時の看護師の仕事ぶりや仕事内容はどうだったでしょうか?
または、実際に学校の説明会やインターンに参加した経験や、インターネット等を利用して情報収集したものでも良いと思います。
それらから感じた看護の魅力や、やりがい、難しさなど、看護師の仕事内容をしっかり理解し、自分の言葉で面接官にに伝えることが大事です。
③学習習慣について
当たり前のことですが、看護学校は入学して終わりではありません。
3年間という期間に凝縮された学習カリキュラムがあり、これらを身につけていかねばなりません。
看護学校生活を迎えるにあたって、どのような学習準備を行なっているのか。どのような学習習慣を日々送っているのかを面接官に伝えられるように備えておきましょう。
④自己の課題に対する取り組みについて
自分自身の得意なこと、長所に目を向けて伸ばしていくことはとても大事です。
ただ人はそれぞれ長所だけではなく、課題も持ち合わせていると思います。
そのことについて、客観的に捉えることができているか。分析することができているかが大切です。
苦手なことや短所は、すぐに改善していくことは困難だと思います。経験上皆さん感じていると思いますが、人間はそんなに簡単に変わることができないからです。
ただし、自己の課題に気づいているか?少しずつでも改善しようと実践している取り組みはあるか?によって今後の成長は大きく変わってきます。
課題がない人なんていません。自己の課題を客観的に捉えることと、そのことについて努力できる姿勢を持っているとアピールすることで、今後専門職としても成長していける準備があると伝えられます。
面接で気をつけたいポイントとは
①ブレのない受け答えが出来ているかどうか。
自分の考えや軸が定まっていないと、自信の無い受け答えになります。
面接場面なので緊張するのは仕方のないことですが、面接官は受験生がブレのない受け答えができているかどうかも評価しています。
言い方を変えた質問をした際に、整合性は取れているのか?回答にバラつきはないか?自分の考えを伝えることができているか?一貫性はあるのか?
といった点を面接官は重要視しています。
面接に向けて回答は準備していると思いますが、練習で覚えただけの内容はなかなか相手に伝わりません。
日頃から〈考える〉〈伝える〉ということを意識して過ごすことが大事です。そのこと自体が面接に向けての準備につながります。
②マナーと清潔感
人の命を守る、支える看護師は基本的なマナーや清潔感はとても重要です。
なぜなら、これらが不足している看護師からは患者さんも〈看護してほしくない〉〈信用することができない〉と感じてしまうからです。
看護師の仕事は常に目の前に相手が存在することを忘れないように意識していきましょう。
そうすれば自ずと言葉遣いや姿勢、清潔感などは整うと思います。
マナーについては知らないとどうしようもないので、簡単に以下にまとめます。
・入退室のマナー
入室の際はノックを3回。
面接官の応答があったら、ドアを開け、閉めてから相手にきちんと届く声で「失礼します」と挨拶をする。
椅子の横に立ってから、名前を言う。
「座ってください」と言われてから、背もたれによりかからず座る。
・質問への受け答え
質問をされたら、必ず最初に「はい」と言ってから質問に答える。
面接官が話している時は、時折頷く。(しっかりと話を聞いている印象を与えることができる)
・姿勢
背もたれに寄りかからない。背筋を伸ばし、手は重ねてそっと太ももに置く。
以上となります。
入退室時のマナー、丁寧に受け答えられているか、姿勢は正しくできているか、という点は事前に練習して身につけておきましょう。
まとめ
・面接官は、面接を通じて人間性や、これから看護師を目指していく上での看護に対する思いを確認し、資質があるかどうかを判断していく。
・志望動機については絶対に聞かれるので、受け答え時に多少たどたどしくても自分の言葉で経験や体験を明確に伝えると良い。
・患者としての経験や学校説明会、ネットの情報等を通じた情報収集から看護の仕事について理解し、自分の言葉で面接官に伝えていく。
・学習習慣や学習の準備状況を伝える。
・自己の課題を客観的に捉え、そのことについて努力できる姿勢を持っていると伝える。
以上が本日のまとめになります。
面接に向けて準備していく過程も、看護師になりたい!という想いを再確認できる機会となり、結果的にモチベーションを上げることにもつながるのではないかと思います。
受験を突破するにあたって、一番重要なのは「気持ち」だと思います。
強い想いを持って、面接を乗り越えていきましょう!!